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八重歯ってかわいい?放置するのは危険かも・・

八重歯ってかわいい?放置するのは危険かも・・八重歯があると笑顔が素敵に見えたり、愛嬌を感じやすくなったりする効果があるようです。
事実、昭和時代では、八重歯は若い女性の間で人気のチャームポイントでした。
ですが八重歯に対して好印象を持っているのは日本だけであり、海外ではまったく違う印象を持たれています。
海外での八重歯は、悪魔やドラキュラなどマイナスのイメージが強いようです。
また海外では歯並びを日本以上に重要視しているため、治療していない状態を不快に感じることもあるようです。
海外諸国では八重歯に好印象はなく、それは日本独自の価値観であると言えます。

八重歯の原因

八重歯とは叢生(歯並びのガタガタ)の一つの種類であり、犬歯(糸切り歯)が外に突き出して他の歯と重なっている状態を指します。
八重歯になる原因は様々ですが、3つの主な原因をご紹介いたします。

乳歯の抜けるタイミングが遅い

乳歯が抜け落ちるのが遅いと、その後に生えてくる永久歯の方向がずれてきます。
その結果、歯がきれいに揃わず、外に押し出されることで八重歯になる場合があります。

顎の成長が未熟

顎の骨はを支える大切な土台です。
この顎の骨が十分に成長していないと、歯が並ぶスペースが狭くなり、歯が外に押し出されることで八重歯になる場合があります。

歯のサイズが大きい

土台の顎の骨に比べて、歯のサイズが大きいことも原因となります。
歯のサイズが大きいことで歯がきれいに並ばず、外に押し出されて八重歯になる場合があります。

八重歯を放っておくとどうなるの?からだへの影響

八重歯に対して特別悪い印象がないため、そのまま放置される方も大勢いらっしゃいます。
ですが、治療せず放置していると、次のような様々な悪影響が考えられます。

1.虫歯・歯周病のリスク

八重歯は他の歯と重なっているため、歯垢(プラーク)などの汚れが溜まりやすく、ブラッシングでも取り切れないことが多くなり、虫歯のリスクを増加させます。
また、磨き残しが増えると、その分、歯周病リスクも高くなります。

2.口呼吸から口臭へ

八重歯があると口が閉じにくくなる場合があります。常時、口が開いていると口呼吸の癖がつき、口の中が乾燥状態になります。
口の中が常に乾燥している状態では細菌が繁殖しやすくなり、唾液の分泌も減り、口臭の原因となることが知られています。
細菌が増えると歯周病のリスクも上がり、さらに口臭が気になるという負の連鎖に陥ることもあります。

3.歯・顎に余計な力が加わる

犬歯は噛み合わせを支える非常に重要な歯です。
私たちは普段食事をするときに、歯を上下に動かしてものを噛んでいると思うでしょうが、実際には左右にも動かして食事をしています。つまり縦の2次元の運動だけではなく縦横の3次元に顎を動かして食べものを噛み砕いています。 理想的な噛み合わせとは、下の顎を左右に動かしたときには犬歯のみ接触し、他の歯は上下で接触していない状態のことを言います。 犬歯は噛む運動、特に顎を横方向に動かす際に、他の歯に異常な力がかからないように力を受け止めて、他の歯を保護する役割を担っておりとても重要な歯なのです。
その犬歯の位置に異常が生じると、正しい噛み合わせができなくなり、奥歯や顎に過度な負担をかけることになります。

4.コンプレックスに感じる

八重歯をコンプレックスに感じる方もいます。
八重歯を見られたくないため、人前で笑うことができず、社交性にも影響が生じる恐れがあります。

八重歯は抜くべき?抜かないべき?

八重歯となる犬歯は、歯の根っこが他の歯よりも長く、寿命も長い特徴があります。
また噛み合わせでも非常に重要な役割を担っています。
ですので八重歯を気にされていても、犬歯はできれば抜きたくない歯になります。
しかし、歯が並びきれず犬歯が外に飛び出た八重歯を改善するには、並べるためのスペースが必要になります。歯をキレイに並べるスペースを作るためには、犬歯ではなく、その一つ後ろの歯(小臼歯)を抜くことがよく選択肢として挙げられます。

八重歯の矯正治療

八重歯は歯列矯正によって治療することが可能です。
様々な方法がありますが、いずれも永久歯の生えるスペースを確保して歯を動かすことによって、歯並びをきれいに整えます。

ブラケット矯正(表側)

ブラケットと呼ばれる小さな装置を歯の1本ずつに装着して、ワイヤーで繋ぎ、圧力を加えることで歯を動かし歯列を整えます。矯正治療の中で最も実績が多く、装置自体も金属製であれば比較的安価で丈夫なもので治療が可能です。

ブラケットは表側に付ける場合、人からの見た目が気になるところです。
その場合には透明のブラケット、ホ ワイトワイヤーを選択することでかなり目立ちにくくさせることが可能です。
金属製のものに比べるとやや高価ではありますが、審美性は損なわないため矯正における心理的ストレスは軽減されます。

ブラケット矯正(裏側)

ブラケット矯正(裏側)歯の裏側にブラケットを装着する方法です。
歯の裏側なので、他人から矯正していることを悟られないメリットがあります。
費用は表側に比べて高額になりますが、審美性は損なわないため、矯正期間の見た目の問題で躊躇している方におすすめです。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

マウスピース型矯正装置は、オーダーメイドのマウスピースを用いた矯正方法です。
使用されるマウスピースには様々な種類がありますが、いずれも透明なため、他人に矯正していることを悟られにくいです。
ブラケット矯正と異なり、取り外し自由なので、食事や歯磨きの際にも制限がありません。

ですが、マウスピースを外している時間が長すぎると、矯正が進まず満足のいく矯正効果が出にくくなる危険もあります。1日20時間以上は装着している必要があるので、食事と歯磨き以外は常に装着していましょう。
また、マウスピース矯正はすべての症例に対応できるわけではないので、ご自身がマウスピース矯正に適するかどうか、まずは一度お気軽にご相談ください。

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